「地方銀行」の概要
地方銀行とは、各都道府県の県庁所在地などに本店を置き、その本店を中心に営業を行っている普通銀行のことをいいます。厳密には、一般社団法人全国地方銀行協会の会員である銀行を地方銀行と言い、社団法人第二地方銀行協会の会員である第二地方銀行との対比から、第一地方銀行と呼ばれる場合もあります。この地方銀行は殆どがその本店を置いている都道府県で最大の金融機関であり、地域経済に大きな影響を与えています。
1990年代頭はバブルにより地方銀行も東京や近隣の県に進出する銀行が増えました。しかし、その後の不景気によって撤退し、地元のみで営業を行っている地方銀行がほとんどです。ただし、2000年代に入って事業拡大を狙い、再び地元の隣接地域に進出し始めた地方銀行もあります。
この地方銀行は2011年10月現在で64行あり、都道府県別で最も多くの地方銀行が本店を置いているのは福岡県になります。また、全国で唯一愛知県には本店を置いている地方銀行はありません。