代表メッセージ
皆様には、日頃より東海ろうきんをご利用、お引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。
ここに当金庫の事業方針、事業概要および財務状況等について、広く皆様にお知らせする東海ろうきんディスクロージャー誌「ROKIN DISCLOSURE 2015/東海ろうきんの現況」を作成いたしました。多くの皆様にご高覧いただき、当金庫に対するご理解を深めていただければ幸いに存じます。
2014年度は第7期中期経営計画（2014年度～2016年度）の初年度として「働く人たちのくらしと財産を守る身近で頼られる福祉金融機関」をメインテーマに掲げ、事業に取り組んでまいりました。
預金は「生活応援運動」を軸とした取組強化がエース預金・財形貯蓄の獲得に繋がり預金伸長に貢献したほか、「資産運用プラン」と「スローライフ」が退職金の受け皿として残高増加に大きく寄与しました。また、子育て世帯の資産形成支援を目的として、4月より発売したこども用積立預金「おやごころ」は1万件以上のご契約をいただきました。一方、融資は4月から12のローンセンターで営業時間を拡大したほか、7月には中古住宅購入と同時にリフォームをご検討のお客様の資金ニーズに応える「プラスリフォーム」を発売しました。また9月には、お客様によりご利用いただきやすいよう金利優遇制度を見直しました。当期純利益につきましては、年度計画を上回る利益を上げ
ることができました。これもひとえに当金庫をご利用いただいております皆様の多大なるご理解・ご支援の賜物だと、金庫を代表してあらためて感謝申し上げます。
2014年度は、日銀による金融緩和政策効果が持続し、市場金利は低位で安定的に推移したほか、外国為替相場では円安が進み、輸出企業を中心に業績が回復・拡大する企業が多く見られ、日経平均株価は約15年ぶりの水準まで回復しました。個人消費については、消費税増税の影響が心配されましたが、賃上げの動きが広がるなど、雇用・所得環境の着実な改善を背景に底堅く推移しました。住宅投資（新設住宅着工戸数）は、前年度割れが続いたものの、駆け込み需要の反動減が和らぎつつあり、徐々に底堅さを取り戻しつつあります。しかし、社会保障費の負担増や原材料費の価格上昇による生活必需品の物価上昇等もあり、実質所得ベースではマイナスの状態です。消費税
率の再引き上げも予定されており、私たち勤労者を取り巻く生活環境は今後も厳しい状況が続くものと思われます。
私たち<東海ろうきん>は、これからも勤労者のための福祉金融機関として、「働く人の夢ある明日を創造する」をスローガンに掲げ、勤労者とその家族の暮らしと財産を守るため、2015年度事業計画を着実に遂行して参ります。
①大いなる飛躍を遂げることで、第7期中期経営計画を早期に軌道に乗せ、強靭な経営体質を確立します。
②アール・ワンシステムを早期に定着させ、事務改革・効率化を促進し、会員・お客様に利便性や成果を実感していただきます。
③優良で堅確な業務を遂行するためのPDCAを繰り返し、コンプライアンス態勢、内部管理態勢の充実・強化を図ります。
皆様には、今後ともより一層のご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。
