金融/経済ガイド「マネコム」

平素は、中日信用金庫をご愛顧いただき、厚くお礼申し上げます。皆さまに、当金庫をより一層ご理解いただきたく、平成26年度版ディスクロージャー誌「2014中日信用金庫の現況」を作成いたしましたので、ご高覧いただければ幸いに存じます。ご高承のとおり、平成25年度は、アベノミクスの推進により大手企業を中心に業況の改善が進み、景気の緩かな回復傾向が続きました。また、2020年の東京オリンピック開催決定や2027年のリニア新幹線の開通など明るい話題もございましたが、我が国の産業構造の底力の源である中小零細企業事業者の皆さまには、必ずしも全体的に景気回復を実感するまでには至らない状況が続きました。このような中、当金庫は、新経営3か年計画「ちゅうしん「持続的成長力」強化26」の中間年度として、「規模と特性を十分に発揮し、持続的に成長する力のある信用金庫の実現」を基本テーマにお客さまの経営や日々の暮らしについて共に考え、共に取組む活動を行いました。特に日常的・継続的な顔の見える営業活動を通じて、中小企業の皆さまの経営目標や課題を把握し、経営改善に向けた支援の強化と新規融資を含む積極的な資金供給に努めるとともに、お客さまに役立つ知恵やアイディアをご提供するビジネスコンサルティング活動（当金庫では、この活動を「C-Biz」と呼んでおります）にも取組ました。平成25年度は、このような方針のもと、業務活動を展開いたしましたところ、おかげを持ちまして、預金・貸出金ともに残高は順調に増加し、同時に効率的な業務運営を更に進めなしたことにより、適正な利益を確保することができました。これも偏に会員の皆さまを始め地域の皆さまのご支援の賜と深く感謝申し上げます。迎えました平成26年度は、新経営3カ年計画の最終年度として、「健全・堅実経営に徹し安定して強い財務体質の確立」・「小規模事業者専門の金融機関として地域密着型金融の更なる進展」・「コンプライアンスの重視そ誠心誠意取組む企業風土の更なる醸成」・「リスク管理態勢の一段の整備・リスク対応力の強化」・「人を大切にし、"選ばれ、必要とされる信用金庫"として、これからも進化してまいりたいと考えております。今後とも、格段のご支援を賜りますようにお願い申し上げます。