金融/経済ガイド「マネコム」

皆さまにおかれましては、平素より磐田信用金庫にご支援ご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。 さて、最近のわが国経済は、直近の1-3月期の実質GDP(2次速報)が、年率換算で6.7％のプラス成長となるなど、景気は緩やかな回復基調を辿っております。今後につきましては、雇用・所得環境が改善するなかで、内需主導による緩やかな回復が進むものと期待しております。また、明るい話題としまして、2020年の東京オリンピック開催が決定し、今後のインフラ整備に伴う公共事業や、関連需要の増加が見込まれるほか、経営者や消費者のマインドの高揚が期待されます。 一方、地域経済をみますと、大手企業の海外生産比率の上昇や中小製造企業の生産拠点の海外移転などにより、全国に比べ景気回復に出遅れ感がみられ、中小企業は依然として厳しい経営環境にあります。 こうした中、弊庫は経営内容の一段の充実と健全性の向上を目指すとともに、金融面では、お取引先からの資金繰りや、貸出条件の変更などに関するご相談に真摯に対応してまいりました。また、弊庫では収益や組織、人材などの金庫基盤の一層の拡充・強化に取り組むことで、お客さまへの更なる金融サービスの充実に努めたほか、経営に役立つ情報の積極的な発信や、きめ細やかなコンサルティングにも注力してまいりました。 26年度の業務計画では、「徹底した顧客サポートによる地域経済への貢献～リレーションシップバンキングの進化～」を重点方針に掲げました。将来に亘る金庫の存立基盤を一層強化するため、「顧客志向・地域志向」を徹底するとともに、リレーションシップバンキングの機能を強化し、更なる金融サービスの充実と地域経済の活性化に向け取り組んでまいります。 役職員一人一人が地域の発展と繁栄のために、業務に専心して取り組んでまいりますので、今後とも格別のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。