金融/経済ガイド「マネコム」

皆様方には、平素より沼津信用金庫をお引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。　平成25年度の日本経済は「アベノミクス」に代表される一連の金融・経済対策により、わが国の経済の再生・復活に向けた動きが本格化した一年でありました。長きに亘るデフレ脱却に向けた「金融緩和」「財政出動」「成長戦略」の推進により、円安・株高の進行、公共投資の増加等から企業の景況感に改善傾向は見られたものの、消費増税や震災復興さらには関係諸外国との様々な課題を抱え、日本再生には依然として厳しい道程が予想されます。しかし富士山世界文化遺産登録、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催決定など明るい話題も見られ、関連産業を中心とした景況回復とその波及効果に期待するところであります。県東部においても、内陸フロンティア構想・大型商業施設建設計画・インフラ整備などにより今後の消費・雇用・所得拡大に期待が寄せられます。　平成26年度は、当庫において「地域とともに持続的成長を図る」を基本方針に掲げた3ヵ年計画「サステナブル・グロース2012」の最終年度となります。業務全般に｢実効性を高める手段を追究する｣という視点で策定された同計画を完遂させるとともに、当庫の使命でもある「地域貢献」を成し得るべく、全てのお客様に対して｢Face To Face｣の姿勢でコンサルティング機能を十分に発揮し、適切的確な相談業務・支援業務を遂行して参ります。その一環として、従来の各種支援メニューに加え、コンサルティング機能の充実を図るため「ぬましん相談センター」の開設、官民一体の連携強化を図るため沼津市・沼津商工会議所等関係機関と当金庫が主体となり「ぬまづビジネスサポート連絡会」の創設をいたしました。また少子高齢化・人口減少・産業の空洞化など経済環境の激しい変化の中、新成長分野である医療・介護福祉・エネルギー・環境・農業等6次産業への積極的な対応も講じて参ります。　地域の成長なくして当金庫の成長はあり得ません。地域と深く関わり金融・経済の分野は勿論のこと、安心・安全で豊かな｢高齢＜幸齢＞化社会｣の実現に向けて少しでもお役に立てるよう、地域貢献活動・環境保全活動・防災減災活動等にも積極的に参画し、地域社会の持続的発展に貢献してまいります。　今後も役職員一同、一層の努力を続けてまいりますので、更なるご支援、ご愛顧をお願い申し上げますとともに、皆様方の益々のご健勝を心からお祈り申し上げます。