代表メッセージ
会員の皆様には、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は、当金庫の業務運営に格別のご理解とご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。ここに、当金庫第100期の決算内容と業務概況をご報告申し上げます。さて、我が国経済は、東日本大震災をはじめ、欧州債務問題、株安と円高の進行、タイで起きた大洪水などの影響を受け、厳しい状況でありました。しかし、予想を上回る早さでサプライチェーンが復旧し、生産活動が回復するなど、緩やかに持ち直しを続けています。今後は、震災復興需要、各種の政策効果などを背景に、回復経路に復していくことが期待されますが、一方で、欧州債務問題の再燃や円高、原油高、電力供給問題などを背景とした景気の下振れリスクが懸念材料として残っており、予断を許さない状況にあります。このような状況下、おかやま信用金庫は「相互扶助・非営利」という協同組織原理に基づく金融機関として、地域経済・地域社会の活性化に向け、より一層貢献していくことを使命とし、地域密着型金融を徹底した「バリューアップ型金融モデル」の充実を図って参りました。その様な活動の結果、本業での収益力を表すコア業務純益は2,393百万円、経常利益は1,585百万円、当期利益も776百万円計上することができました。また、当金庫が05年から取り組んで参りました、新しい融資先を増やそうという「先数増加運動」は、当金庫の人間力を駆使し、地域の中小企業との接点を広げていく活動であります。この運動が功を奏し、昨年発表されました「メーンバンク調査」では、調査対象を岡山県全域とする中で、2位にランクアップしたことは、誠に喜ばしいことであります。平成24年度もおかやま信用金庫は、役職員一人一人の「人間力」向上に取り組み、課題解決型営業を実践できる人材を育成し、平成25年4月2日に迎える創立100周年に向け、信用金庫の使命を見失うことなく、地域社会の活性化のため、より一層の社会的責任を果たしていく所存でございます。今後とも格別のご支援を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。