会社名 | 渡島信用金庫 |
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ふりがな | おしましんようきんこ |
会社URL | http://www.oshima-shinkin.jp/ |
企業理念 | 地元とともに指名の発揮 信用・信頼による健全経営 役職員の融和と人材育成 |
風薫る爽やかな季節を迎え、会員様並びにお取引様各位には、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
当金庫は、明治44年(1911年)に有限責任森村信用組合として創業以来、相互扶助の精神に基づき、「地縁」、「人縁」を財産とし、地域経済、地域社会の発展に貢献する経営を基本コンセプトとして、道内23信用金庫中、最古となる103年の歴史を刻むことができました。
このことは「地域へ感動を そして未来へ」及び、「創立100周年に感謝 縁と絆を財産として200年へ」をキャッチテーマに、小粒ながら、地域密着に特化した渡島信用金庫を目指し、地域経済や地域社会の発展のために貢献することが当金庫の社会的使命であると役職員一人一人が自覚と覚悟をもち、健全経営に邁進してきた証であり、役職員の誇りとするところであります。
ここに、第103期(平成25年度)、業務の概要と決算内容についてご報告するにあたり、各位様の温かいご支援とご協力に対しまして、感謝申し上げる次第であります。
当地区の経済状況について、基幹産業である漁業では、ホタテ養殖漁業者について、ホタテ原貝の浜値は近年にない高値から好況でありますが、定置網漁業、鰯・鯖、イカ、秋鮭漁については自然環境等の影響により漁獲量が減少し、道南の漁業は総体的に厳しい状況が続いております。
農業については、水稲や路地野菜などについては、ほぼ例年並みの収穫でありましたが、離農者の多発化やTPPの問題などを抱え、農業を取巻く経営環境も厳しい状況となっております。
小売業については、消費税増税前の駆け込み需要は一部であったものの、道南地区ではアベノミクス効果による消費・購買力の改善はほとんど見られず、今後の消費税増税前の駆け込み需要の反動減や消費税増税に関する価格転嫁の問題、さらにネットショッピング市場の拡大等を加味すると地場の小規模小売店の経営は先行き不透明な状況であります。
総じて、地場の中小零細企業の環境は、東京などの都市部のような景気浮揚効果は殆んどなく、さらに人口減少及び少子高齢化等による影響で引き続き厳しい状況となっております。
平成25年度の預金積金については、期末残高143,403百万円、前期末対比8,430百万円、6.24%増加の実績となり、当金庫の預金積金残高は5年連続の増加となりました。
また、年金受取口座及び給与振込口座の増加、高金利定期預金の発売の効果から、個人預金では、前期末対比9,034百万円、増加率7.95%と大幅な増加実績でありました。
貸出金については、地公体向け貸出残高の縮減及び貸出金償却を実施致しましたが、函館圏の一部店舗及び札幌支店を中心に事業活性化支援資金「楽ちん」等の資金需要があり、期末残高96,715百万円、前期末対比1,646百万円、1.73%の増加実績で、当金庫の貸出金残高は4年連続の増加となりました。
収益動向については、信金中央金庫の預け金や国債等の利回りが低調に推移しておりますが、融資業務を基本とした業務推進を行なった結果、当期純利益は1,340百万円となりました。
平成26年度は、創立100周年を記念した地域貢献事業である「札幌支店及び信用金庫のネットワークを有効活用した南北海道18市町と札幌や本州、海外との懸け橋役の取組」をさらに進化させ、当金庫がサポート役として、「物流の円滑化」、「情報の受発信」、「人材育成と確保」など、南北海道地産物流協同組合や地場産業の支援に取組み、「一円融合」の精神のもと役職員が一枚岩となり、相互扶助の精神を貫き、必要とされる渡島信用金庫を目指す所存であります。
平成26年6月
理事長 伊藤新吉
郵便番号 | 049-2326 |
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都道府県 | 北海道 |
住所 | 茅部郡森町字御幸町115番地 |
電話番号 | 01374-2-2024 |
支店数 | 12 |
創立 | 1911年5月24日 |
証券市場 | 未上場 |
資本金 | 9億円 |
代表者名 | 伊藤 新吉 |
従業員数 | 98 |
売上 | 32億円 |
事業内容 | 1.預金業務 2.貸出業務 3.商品有価証券売買業務 6.附帯業務 |