金融/経済ガイド「マネコム」

皆様におかれましては、平素より新発田信用金庫を格別にご愛顧、お引立てを賜り、誠にありがたく心より御礼申し上げます。当金庫は、大正13年の創業以来一貫して地域社会の繁栄に貢献することを基本理念に掲げ、地域金融機関として地域との共存共栄を使命に徹してまいりました。本年も、情報開示を通じて当金庫の経営の透明性に努め、経営内容をはじめとした業況の推移、地域に対する活動状況を皆様にご理解いただくと共に、引き続き安心してお取引いただけますよう、ディスクロージャー誌「しんきんレポート 2012」を作成いたしましたので、ご高覧いただければ幸いに存じます。さて、平成23年度は東日本大震災によって多くの生産設備が損壊しサプライチェーンが寸断されたため、企業の生産活動に大きな影響があったほか、原発事故の影響に伴う電力の不足などから、日本経済は大きな下押し圧力に直面しました。これら供給面の障害は上期後半にかけて解消されていったものの、欧州の財政問題によって海外経済の減速と、歴史的な円高が日本経済の持ち直しの動きを鈍化させることとなりました。このような経済環境下にあって、地域の皆様から信頼され必要とされる金融機関を目指して、当金庫はメインテーマを「経営の安定と、地元への貢献」とする中期経営計画を立案し、平成23年度から取り組んでおります。計画においては、「当金庫のあるべき姿」を実現するための経営課題である「経営力の強化」「私たちの地元に対する地域貢献」「地域のお客さまに対する利便性向上」「コンプライアンス経営」に特に注力しております。そのために、融資マネージャー及び資産運用ご案内係による専門化した金融サービスの継続、休日ローン相談会の開催などの顧客ニーズ、利便性の向上を図る取組みに努めてまいりました。また、お取引先に対する経営支援・コンサルティング機能の強化・発揮に向けた取組みとして、池袋で開催された「食の大商談会」や、信金中金主催の「新潟県内しんきん個別商談会」への出店支援を実施し、そのほかに若手・後継経営者をサポートする勉強会「新発田しんきん経営塾」も第3期を迎えることとなります。今後も、地域の発展、地元企業、そして地元のお客さまの繁栄のお手伝いこそが、私たち新発田信用金庫の使命であり、「当金庫のあるべき姿（地域のため、お客さまのために、真に役立つ金融機関となる）」を実現するために、役職員一丸となって取り組んでまいります。今後とも、尚一層のご支援、ご愛顧を賜りますよう重ねてお願い申し上げますと共に、皆様のご健勝とご繁栄を心からお祈り申し上げご挨拶といたします。