金融/経済ガイド「マネコム」

　組合員を始めお取引先の皆様には、平素より共立信用組合に対しまして暖かいご支援とご愛顧を賜り、衷心より
厚く御礼申し上げます。
　今年度も当組合の経営内容について、皆様に正確にお知らせ申し上げるため「２０１４ディスクロージャー誌」を
作成いたしましたので、ご高覧賜り一層のご理解を深めていただきますようお願い申し上げます。
　さて、平成25年度のわが国経済は、「大胆な金融緩和政策」、「機動的な財政政策」、「民間投資を喚起する成
長戦略」の一体的な取組みのもと、過度な円高も修正される過程に入り、東日本大震災の復興加速も視野に需要・
雇用を創出し、緩やかながら着実な回復軌道を辿りました。主要各国・地域においてもそれぞれ金融・財政政策や
景気対策が講じられ、米国、欧州、中国をはじめとする新興国の何れもが、経済減速を抑制し、景気回復・成長に向
かう局面を切り開きつつあります。この4月には、わが国の最重要課題であるデフレ脱却と財政健全化の両立に向
け、消費税増税が行われましたが、企業・家計・金融市場のマインド面を損なうことなく、収益・所得の拡大に繋がる
好循環の実現が期待されるところであります。
　平成26年は、昨年の創業満60周年を経た当組合が新たな歴史を迎える1年目であり、第三次中期3ヵ年経営計
画の締め括り年度でもあります。景気は回復過程にあるものの、中小・小規模事業者への波及迄には至らず、地域
経済は厳しい中にありますが、当組合は引続き経営基盤の強化を図り、コンプライアンスとリスク管理態勢を重視し、
コンサルティング能力を向上させ、地域密着型協同組織金融機関として「役に立ち、頼りになる、堅い経営」の組合
を作り、組合員皆様の生活の向上と地域社会の繁栄に貢献してまいります。
　健全経営と経営基盤の強化、皆様に愛される組合作りに、役職員一同、一層の努力を重ねてまいる所存であります。
　皆様におかれましては、引き続き深いご理解とご支援、ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。