「保険持ち株会社」の概要
保険持ち株会社とは、保険会社を子会社として所有や管理をしている持ち株会社のことを言います。また、金融庁が金融持株会社のうち、保険持株会社として認めている持ち株会社になります。この保険持ち株会社は、日本では1998年の独占禁止法の改正により設立することができるようになりました。しかし、保険持ち株会社は保険業法に基づいて内閣総理大臣の認可を受けなければ設立することはできないと法律で定められています。
保険持ち株会社の業務内容は、子会社の経営管理とそれに付随する業務内容に限定されていて、他の業務を行うことは認められていません。
日本には保険持ち株会社が全部で5社あり、東京海上日動・あんしん生命・日新火災などの東京海上ホールディングスや、三井住友海上・あいおいニッセイ同和などのMS&ADホールディングス、損保ジャパン・日本興亜損保などのNKSJホールディングスなどがあります。