金融/経済ガイド「マネコム」

　皆さまには、平素より新潟縣信用組合（略称： ）をお引き立ていただき
まして、誠にありがとうございます。
　皆さまから当組合に対するご理解を一層深めていただきますよう、ディスク
ロージャー誌「 の現況2014」を作成いたしました。経営方針や最近の財務
状況、業績などをできるだけわかりやすくご説明させていただくことを心がけま
したので、ご高覧いただければ幸いに存じます。
　平成25年度の県内経済は、前半は政府の経済政策や景況感の改善を受けて、公
共工事や新設住宅着工戸数が増加に転じた一方で、原材料費や燃料費の高騰が企
業収益を圧迫するなど、弱い動きもありました。後半は、消費税増税を踏まえた
需要の拡大により、エコカー補助金終了の反動から減少していた新車販売は持ち
直し、賃金上昇の期待などから消費マインドが改善し、大型小売店で身の回り品
などに好転の動きが見られるなど、個人消費は持ち直しの動きが強まりました。
県内経済においては、多くの業種で景況感がプラス圏内に浮上するなど、大企業
だけでなく中小企業においても景気回復の波及が見られました。
　このような環境の下、当組合は平成25年度、「第16次中期経営計画（25～27年度）」
をスタートさせました。当組合がこれまで取組んでまいりました「本業を通じた
収益力強化」の動きをさらに前進させ、その「質」を一段ずつ高めていくことを目
指しており、「収益力の強化」、「健全性の強化」、「人材の育成・活用」、「生産性
の向上」、「地域密着型金融の取組み」の5項目を経営課題に掲げ、計画初年度にお
ける各種施策に取組んでまいりました。併せて、資産運用について多様化するお
客様のオーダーにお応えするため、プレミアム金利付定期預金「そなえ」を取扱い
いたしましたほか、社会貢献活動の一環として、緑化活動に取組む公益社団法人
にいがた緑の百年物語緑化推進委員会への寄付を目的とした「緑百年物語」定期預
金も取扱いいたしました。
　本年度は「第16次中期経営計画（25～27年度）」の2年度目であり、初年度で取組
んだ推進態勢をもとに収益基盤のさらなる拡大を図るため、引き続き各種施策に
取組んでまいります。取組みにあたっては新たな行動管理の実施により、本部と
営業店の連携を一層強化し、計画の実効性を高めてまいります。
“地元を見つめ、地元とともに”64年を刻んだ当組合が、今後さらに皆さまから
親しまれ信頼される金融機関としてお役に立てますよう、役職員一同全力をあげ
て邁進する所存でございます。
　今後とも変わらぬご支援、ご愛顧を賜りますよう心からお願い申し上げます。