代表メッセージ
平素は、アクティビア・プロパティーズ投資法人(略称:API)に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
本投資法人は、このたび、第3期(2012年12月1日~2013年5月31日)の決算を無事迎えることができました。これもひとえに投資主の皆様のご理解とご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
つきましては、本投資法人の第3期の運用の概況と決算の内容についてご報告申し上げます。
第3期におきましては、政権交代や日銀による量的・質的金融緩和の実施により景気回復の期待が高まる中で、不動産やJ-REIT市場への資金の流入が増加いたしました。また、オフィス賃貸市場では、東京都心の一部のエリアにおいて、競争力のある優良ビルを中心に賃料水準の反転の兆しも見受けられております。
このような中、本投資法人は、重点投資対象のカテゴリーである「東京オフィス」を含むオフィスビル2棟(TK新橋ビル、大阪中之島ビル)をスポンサー以外の第三者より取得することができました。これにより、期末におけるポートフォリオは、保有物件ベースで20物件、資産規模で1,813億円(取得価格ベース)となりました。
また、保有物件の稼働状況につきましては、第2期末時点で稼働率86.7%であった青山プラザビルを第3期中に100%稼働にするなどPM委託先である東急不動産のネットワークを活かした積極的なリーシング活動により、期末稼働率99.4%と引き続き高い水準を維持しております。
さらに、財務面につきましても、短期借入金170億円の期限前弁済を2013年3月に実施し、長期借入金に借り換えたことにより、借入金の長期化及び返済期限の分散を図り、財務基盤の安定化を一層推進いたしました。
これらの結果、第3期の業績は、営業収益5,803百万円、営業利益3,851百万円、当期純利益3,478百万円と予想を上回ることができ、分配金も投資口1口当たり16,946円とさせて頂くこととなりました。
第4期以降につきましても、資産運用会社独自のノウハウとネットワークは勿論のこと、東急不動産グループのバリューチェーンを最大限に活用することで、外部成長(物件取得)・内部成長(高稼働率の維持等)を図り、中長期的な投資主価値の最大化を目指して運用を行ってまいりたいと考えております。
投資主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。