代表メッセージ
投資主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、本投資法人は、この度、上場後17回目の決算となる第23期(平成25年5月期)の決算を迎えることができました。
これもひとえに投資主の皆様のご支援の賜物と、心より感謝申し上げます。
ここに、本投資法人の運用状況及び決算の概要につきまして、ご報告申し上げます。
当期の決算は営業収益4,610百万円、経常利益1,211百万円、当期純利益1,210百万円を計上し、分配金は投資口1口当たり1,640円とさせていただくこととなりました。
当期の運用状況のうち、外部成長面では、平成21年10月の平和不動産株式会社によるスポンサーシップ強化後、初の公募増資実施による調達資金等をもとに、平和不動産株式会社から、ポートフォリオの質・収益性の向上に資するようなオフィス3物件の取得を行うことができました。その結果、期末の保有物件数は91物件、運用資産の規模は約61億円増加し、約1,382億円となりました。
内部成長面では、テナントニーズを踏まえた物件のリニューアル工事の実施、プロパティ・マネジメント会社の集約や保有物件における「HF」を冠した新ブランド名への変更推進などの施策を継続的に実施いたしました。また、中長期的な資産価値の維持向上による安定稼働や安定収益確保のため、オフィス8物件の大規模修繕工事を前倒しで実施いたしました。この結果、当期末時点のポートフォリオ全体の稼働率は96.91%となり、前期末時点比で0.28ポイント上昇させることができました。
財務面では、物件取得資金や借入金の返済資金に充当するための借入れを行い、引き続き借入期間の長期化・分散化、借入コストの低減を図ることができました。また、将来の金利上昇による支払利息の増加リスクを限定的なものにするため、既存の変動金利による借入れを行っている約153億円の契約において、金利キャップを購入いたしました。
今後も、平和不動産グループとの連携を活用しながら、着実な成長戦略を推進していくこと等により、本投資法人の基本理念である運用資産の着実な成長と中長期的な安定収益の確保を実現し、投資主価値向上を目指してして参りたいと考えています。引き続き、投資主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。