金融/経済ガイド「マネコム」

投資主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は日本プライムリアルティ投資法人（略称：ＪＰＲ）に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
　
　さて、本投資法人は、平成24年12月末日に第22期（自：平成24年７月１日　至：平成24年12月31日）の決算を迎えました。ここに投資主の皆様に資産運用の概況と決算についてご報告させていただきます。

まず、保有資産の面では、地方オフィスへの厳選投資の一環として、「薬院ビジネスガーデン」（取得価格109億円）を新たに取得しました。本物件は、福岡に所在する立地条件に優れた大型の築浅物件であり、ＪＰＲのポートフォリオ・クオリティの更なる向上に資するものと期待しています。この取得により、当期末時点での保有物件は、59物件、3,919億円（取得価格ベース）となりました。
　次に、財務面では、平成24年７月から８月にかけて新投資口の追加発行を実施し207億円を調達したほか、同年11月には70億円の無担保投資法人債を発行しました。また、比較的良好な資金調達環境の下、金利コストの低減と長期資金へのシフトに努め、更なる財務の安定化を推進しました。
　一方、損益面では、既存物件の賃貸事業収入はやや減少したものの、前期取得物件の通期稼働に加え、当期取得物件が寄与したこと等により、営業収益は129億63百万円、経常利益は50億26百万円、当期純利益は50億25百万円となっています。
　これらの結果、当期における投資口1口当たりの分配金は、6,093円とさせていただきました。
　　
今後の運用に関しましては、投資主の皆様のご期待に応えるべく、資産運用会社とともに引き続き堅実な資産の運用によるポートフォリオの中長期的な安定成長を図ってまいります。

　皆様には、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。