代表メッセージ
ご契約者の皆さまには、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
昨年を振り返ると、日本経済は、消費税率引上げにともなう駆け込み需要の反動減による落ち込みの後、徐々に持ち直したものの、総じて力強さを欠く動きとなりました。
こうした中、当社では経営や業務遂行にあたり、役職員一人ひとりが「もし自分がお客さまだったら」を常に想像しながらサービスをご提供していくという「お客さま基点」をあらゆる発想や行動の原点とするよう努めております。また、今後の人材開発に関する基本方針である「人づくり基本方針」にもとづき、「お客さま基点」を実践しうる人材の育成に取り組んでおります。「お客さま基点」の実践は非常に高い目標と認識しておりますが、「お客さまから最も評価される会社」を目指し、今後も努力してまいります。
保険販売面では、平成26年4月より、主力商品である「未来のとびら」(特約組立型総合保険)に付加する新たな特約として「収入保障特約<逓減型>」を発売しました。この特約は、万一の場合に受け取れる年金の総額が保険期間の経過とともに逓減する仕組みにより、必要保障額の推移に沿った死亡保障の準備を可能とするものです。これにあわせてご提案ツールである「ライフコンパス」もより分かりやすく改良し、これらを活用することでお客さま一人ひとりのライフプランに沿ったきめ細やかなコンサルティングセールスの向上を進めた結果、大変ご好評をいただいております。今後とも、フコク生命のお客さまアドバイザーによるFace to Faceでの販売と、フコクしんらい生命による金融機関窓口販売を販売チャネルの二本柱として、お客さまのニーズに合致した商品の提供とアフターサービスの充実に努めてまいります。
資産運用面では、お客さまからお預かりしている資産の安全性および流動性を維持するべく、公社債・貸付などの円金利資産を柱に据えるとともに、収益性の向上を図るために、許容されるリスクの範囲内で外国証券や株式、不動産といった資産への分散投資を行っております。
また、健全性の向上につきましては、自己資本の更なる充実を目的に、平成26年8月に基金の追加募集100億円を実施しました。今後とも、諸準備金などの内部留保の積増しを行うとともに、リスク管理のさらなる高度化を図り、経営の健全性の確保に努めてまいります。
今後とも変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますよう、心からお願い申し上げます。