金融/経済ガイド「マネコム」

　日頃より沖縄ろうきんをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
　今年度も、当金庫の理念や諸方針、経営状況について、多くのみなさまに知っていただくため、『2015ディスクロージャー誌　沖縄ろうきんの現況』を発行いたしました。ご高覧いただければ幸いに存じます。
さて、2014年度は、金利の低下や強まる他金融機関との競合等、厳しい経営環境が続く中で、消費税率引き上げ前の駆け込み需要の反動による消費や住宅取得の減退も加わり、より一層厳しさが増す事業運営となりました。
　このような状況を踏まえ、収益改善に向けた財務計数計画（2013年度～ 2015年度）を策定、あわせて第３期中期経営計画（2012年度～2014年度）を展開し、安定収益の確保に向け取り組んだ結果、当期純利益は計画の１億15百万円を２億11百万円上回る３億26百万円を計上することができました。
　また、2015年１月から「笑顔であいたい“感謝祭”」に取り組んでいます。これは、地区推進委員会、会員団体、<ろうきん>が三位一体となり、2015年１月～９月の間に10,000人以上、2015年度～ 2017年度の３年間にすべての会員団体、30,000人以上の間接構成員と<ろうきん>職員が個別面談を行い、<ろうきん>をお知らせする取り組みです。個別面談を通じてお客様のニーズを把握することに徹します。
　当金庫は、1966年５月１日の事業開始（設立は1966年２月26日）から間もなく50年を迎えます。50周年の節目となる2016年度を挟む2015年度～ 2017年度の３ヵ年の運動と事業の計画として策定する第４期中期経営計画は、会員団体とその構成員、労働団体、労働者自主福祉事業団体、非営利・協同セクター、当金庫役職員等、あらゆる関係者のみなさまと、これまでの<ろうきん運動>を見つめ直し、次の50年を展望するこれからの<ろうきん運動> ―当金庫のあるべき姿、果たすべき役割の再確認・再構築することを第一義とし、持続的発展のための経営基盤の一層の強化を図ることを主眼に策定しました。これからも諸課題の改善・達成に向けて取り組んでまいります。
みなさまには、今後とも変わらぬご支援とご協力を心からお願い申し上げます。