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中期経営計画（平成24年度～平成26年度）について

平素は、新銀行東京をお引き立て賜り、誠に有難うございます。代表取締役の寺井宏隆でございます。この度、「中期経営計画（平成24年度～平成26年度）」を公表させていただきましたのでご報告申し上げます。

当行は、東京都内の中小企業支援を行うことを目的に平成17年度に開業いたしました。スコアリングモデルによる無担保貸出を軸に、短期間で中規模地銀並みの資産規模を積上げることを目指しましたが、実際には貸倒の発生により経営危機に陥りました。平成20年2月には「再建計画」を発表し、東京都に追加出資を要請するに至りました。

平成20年度からスタートした再建計画期間では、規模を縮小し、リストラを断行することにより赤字脱却を目指しました。平成21年6月に私が代表取締役に就任して以降は、「コストとリスクを最適に管理しつつ、適正な収益をあげる」という経営の基本に立ち返り、厳格なリスク管理の下、全行一丸となって経営再建に取り組んでまいりました。
その結果、計画を前倒しして、平成21年度から2期連続で当期利益の黒字を実現することが出来ました。そして、「再建計画」の最終年度である平成23年度においても、3期連続となる当期利益の黒字を見込んでおります。また、貸出ボリュームにおいても、優良な貸出が順調に積み上がっており、「再建計画」による経営再建は着実に進展しております。
これもひとえに、都民の皆さまを始めとする関係各位のご協力の賜物と、厚く御礼申し上げます。

これらの成果を踏まえ、今般発表させていただきました中期経営計画（平成24年度～平成26年度）期間では、安定した黒字体質を継続しつつ、中小企業を始めとした地域のお客様支援や東京都の政策支援を軸としたビジネスモデルを確固たるものとしてまいります。これまでなかなか果たせなかった社会貢献ということを強く意識し、「地域支援銀行」「政策支援銀行」を2大看板に地域の皆さまに真にお役に立てる銀行となるべく、役職員一同全力で邁進してまいります。倍旧のご愛顧賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。