金融/経済ガイド「マネコム」

　平素より、皆様には東京海上日動をお引立て賜り、誠にありがとうございます。
　当社は、お客様の信頼をあらゆる事業活動の原点におき、お客様への「安心と安全」の提供を通じて、豊かで快適な社会生活と経済の発展に貢献することを経営理念として、その実現に向けて取り組んでおります。
　わが国経済は、積極的な金融・財政政策を受けつつ景気回復の動きが緩やかに現れてきています。海外に目を向ければ、米国では景気回復が進み、欧州でも景気の持ち直しの動きが見られます。
　こうした中、昨年度の当社の営業成績は、自動車保険や自賠責保険料の改定効果に加え、アベノミクス効果と消費増税前の駆け込み需要に支えられた新車登録台数や住宅着工件数の増加などを背景に、新規保険契約が堅調に推移しました。本年度は、現中期経営経画「変革と実行2014」の最終年度となりますが、当社は引き続き、ちょいのり保険・超保険といった革新的な「商品・サービス」やタブレット型端末・スマートフォンを活用した契約手続き・事故対応の「仕組み」などを、社員はもとより、多くの代理店が十分に活用し、お客様との接点強化につなげ、「お客様に品質をお届けし、選ばれ、成長し続ける会社」の実現に向けた取り組みを進めてまいります。
　また、本年3月には当社の「役割変革」の取り組みを通じた、女性社員の活躍推進等が評価され、経済産業省から平成25年度「ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれました。抜本改革の過程の中で、多くの女性が担う役割を変えながら活躍し続けていることや、「お互いを認め合い、互いに支え合い、互いに高め合う」風土の定着を目指した障がい者雇用の推進を高く評価いただいたものです。
　当社はこれからも、活力に溢れる主体的な人材と組織を原動力に、脈々と受け継がれてきたお客様や地域社会からの信頼やご支援をさらに拡大していけるよう、弛まぬ努力を重ねてまいりたいと考えております。
そして、お客様や地域社会の「いざという時に役に立てる」、何かあったら真っ先に相談したいと思っていただける、真の「良い会社”Good Company"」となるために、将来に向けてできることを一つひとつ積み上げてまいる所存です。
　わが国に未曾有の被害をもたらした東日本大震災から、はや3年4ヵ月という月日が過ぎました。被害を受けられました皆様にあらためて心からお見舞い申し上げます。
　被災地では今もなお20万人を超える方々が避難生活を余儀なくなれており、震災からの復興は未だ道半ばです。当社はこれからも物心両面でさまざまな支援を継続してまいります。
　皆様におかれましては、ご理解と変わらぬご支援を賜りますようよろしくお願い申しあげます。