会社名 | 静岡銀行 |
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ふりがな | しずおかぎんこう |
会社URL | http://www.shizuokabank.co.jp/ |
企業理念 | 地域とともに夢と豊かさを広げます。 私たちは、地域も総合金融機関として、質の高いサービスを提供し、人々の暮らしと事業の夢の実現に貢献します。 私たちは、地域とともに歩む良き企業として、地域の経済と文化の発展に努めます。 私たちは、健全性を基本として、時代を先取りする積極的な経営に心がけ、地域社会、お客さま、株主、従業員の幸福を追求します。 |
日本経済は、政府の金融政策と財政政策の効果が顕在化するなか、先行きに対する明るさが見え始め、かつての自信を取り戻そうとしています。この足取りをより確かなものとするためには、成長戦略の一翼を担う私たち民間企業が、環境変化に対する鋭い洞察力、未来を切り拓く創造性と行動力、そして自ら経済再生をリードするという不退転の決意をもって、あらゆる可能性に挑戦する姿勢を堅持することが何より大切ではないでしょうか。
こうした問題意識のもとに、静岡銀行グループでは本年4月、第12次中期経営計画「TOBIRA ~明日への扉を開くために」をスタートさせ、グループ一丸となって新たな挑戦を開始しました。
いま私たちは、社会のあらゆる領域で、これまで経験したことのない大きな構造変化に直面しようとしています。この新しい中期経営計画は、こうした激しい変化の時代にあっても、地域社会の発展に貢献するという私たち地域金融機関の責務を果たしていくために、どのように行動すべきかを明確に示したものです。同時に「Breakthrough(ブレイクスルー)」を合言葉として、過去の経験則や成功体験に依拠しない大胆な発想や方法論をもって、新たな可能性に挑戦するという、私たちの決意を示したものでもあります。
基本戦略は、「地域密着型金融のさらなる深化」「新たな事業領域・収益機会への挑戦」「柔軟かつ強固な経営基盤の構築」「『しずぎんブランド』の一層の価値向上」。私の信条である「利他の経営」のもと、この4つの戦略を展開し、地域社会に信頼され、必要とされる総合金融グループとして、確かな未来へ続く新たな道を切り拓いてまいります。
地域金融機関としてその使命を着実に果たす
さて、第11次中期経営計画「MIRAI ~未来」の計画期間であった平成23年度から25年度の3年間を概観すると、超低金利環境が続くなか、金融機関収益の根幹を支える貸出金利息が減少傾向をたどるなど、厳しい経営を強いられました。しかし、グループ企業が一丸となって「ソリューション営業の強化」と「生産性のさらなる向上」に取り組んだ結果、総預金残高が8兆円、総貸出金残高は7兆円を突破するなど、着実な成長を遂げることができました。
平成25年度の主な取り組みについては、本誌でお示ししたとおりですが、法人分野では、引き続き地域金融機関としての使命を果たすべく、「地域密着型金融」を積極的に推進しました。
特に、グループ企業のもつ総合金融機能と稠密な情報ネットワークを活用し、地域企業の販路拡大を支援するビジネスマッチングの機会創出に努めるとともに、次世代経営者塾「Shizuginship」の運営により、地域経済の将来を担う人材の育成に取り組みました。加えて、地域経済の安定をめざす「経営改善・事業再生支援」についても、外部機関との連携はもとより、経営再建に向けた資金ニーズに対して柔軟に対応する融資制度を創設するなど、積極的な対応を行っています。
さらに、地域経済に新たな活力を生み出す起業家の育成、「医療・介護」「環境」「農業」等の成長分野に対する支援プロジェクト、あるいは海外進出や事業承継のサポートなど、多様化する地域企業の経営課題の解決に全力をあげて取り組みました。
個人分野では、病気への保障を充実させた住宅ローンを積極的に推進しました。あわせて、教育資金や車の購入にご利用いただくローンの融資限度額の拡大をはかるとともに、自由にお使いいただける無担保ローンの取り扱いを開始しました。また、資産形成をお手伝いする個人年金保険などの運用商品は、金融商品取引法の基本理念である「利用者保護」を徹底し、お客さまのライフプランに適した商品の提案とアフターサービスの充実に努め、NISA(少額投資非課税制度)についても活用の促進をはかりました。預金業務については、銀行業務の基本と位置づけ、給与・年金振込口座の獲得に努めるとともに、インターネット支店での取引拡大などに取り組んでいます。
この結果、第11次中期経営計画を締めくくる平成25年度決算は、経常利益、当期純利益ともに過去最高益を計上するとともに、中期経営計画で掲げた3年間の経営目標についても、これらを達成することができました。これもひとえに、皆さまのご支援のおかげと、心からお礼申しあげ、私たちの感謝の気持ちをこめて、期末配当金を50銭引き上げ、年間配当額を15円50銭とさせていただきました。
世界的な視野のもとに地域の明日を切り拓く
さて、これからの日本社会は、少子高齢化が世界最速のスピードで進んでいくと言われています。それは、見かたを変えるなら、成熟社会が直面する多くの課題に対して、世界に先駆けて対処する道を歩むことであり、そこでは、創造性を発揮し、限られた資源を有効に活用することはもちろん、物事の本質をとらえ、世界に通用する付加価値をもたせることが大切です。
そして何より、こうした努力の積み重ねこそが、日本経済の持続的な発展を実現していくのだと思います。私は、冒頭申しあげた第12 次中期経営計画のなかで、全従業員に「世界一の地方銀行」を目指そうと呼びかけています。それは、世界に通用する高い意識と自負をもって日々の仕事に取り組むことが、地域社会への貢献につながり、ひいては私たち静岡銀行グループの成長につながると信じているからです。
静岡県の歴史をたどるなら、たとえば繊維産業が自動織機を生み、そこで培われた技術が新たな産業を創出するなど、変化する時代に適合するイノベーションを次々と生み出し、「モノづくり県」として日本経済をリードしてきました。また、自然に目を向けるなら、温暖な気候、長い海岸線と富士のある美しい風景があり、この地に、高齢化社会にふさわしい「ゆとりある生活の形」を提案することができれば、将来を見据えた新しい道筋も見えてくるのではないでしょうか。その意味で、地域社会が一体となって持てる英知を結集し、構造変化に対応する先進県としての自覚をもち、世界的な視野のもとに創意あふれる努力を続けていくなら、無限の可能性を切り拓くことができると私は信じています。
私たち静岡銀行グループも、地域経済との間で課題とリスクを共有し、変化する時代に対して勇気ある挑戦を続けるとともに、地域社会が明るい未来を描くために、一丸となって「明日への扉」を開いていきたいと考えています。
皆さまにおかれましては、変わらぬご支援をたまわりますようお願い申しあげます。
郵便番号 | 420-8761 |
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都道府県 | 静岡県 |
住所 | 静岡市葵区呉服町一丁目10番地 |
電話番号 | 054-254-3111 |
支店数 | 200 |
創立 | 1943年3月1日 |
証券コード | 8355 |
証券市場 | 東京証券取引所1部 |
資本金 | 908億円 |
代表者名 | 中西 勝則 |
従業員数 | 3050 |
売上 | 1860億円 |
事業内容 | 預金業務、貸出業務、商品有価証券売買業務、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、社債受託業務、金融先物取引等の受託業務、信託業務、確定拠出年金業務、附帯業務 |
グループ会社 | 静銀リース、静銀ディーシーカード |
商品ラインナップ | 円貨預金 外貨預金 投資信託 国債 確定拠出年金(しずぎん401k) 住宅ローン リフォームローン マイカーローン 教育ローン カードローン フリーローン 個人年金保険 一時払終身保険 住宅ローン専用火災保険 保険コンサルティング業務 年金受取サービス しずぎん joyca 外貨の両替 外貨両替予約販売サービス しずぎんダイレクト インターネット支店「しずぎんWebWallet」別ウィンドウが開きます Web口振受付サービス 貸金庫 |
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