金融/経済ガイド「マネコム」

皆さまには、日頃より東邦銀行グループをご利用、お引立ていただきまして、誠にありがとうございます。
　さて、当行の主たる営業基盤である福島県内の経済につきましては、東日本大震災および原子力発電所事故からの復旧・復興に向け官民が一体となって取組んできたことにより、住宅投資や公共投資が大幅に増加するなど、業種や地域によって濃淡はありますが、着実に持ち直しの動きが続いております。
　このような中、当行では平成24年4月から平成27年3月を計画期間とする中期経営計画「東邦“一歩一歩”計画」（“ステップ・バイ・ステップ”プラン）に取組んでおります。本計画では、「復興に向けた福島への貢献」を基本方針の第一の柱としており、東日本大震災や原子力発電所事故により甚大な被害を受けた方々への復興支援や、今なお続く風評被害の払拭など、福島県の復興、そして新たな成長に向けた取組みを全力で進めております。
　また、当行の更なる成長と確固たる経営基盤を確立するためにも、「成長戦略の着実な遂行」と「経営体質の更なる強化」を基本方針に掲げ、福島県の復興・発展に向けた資金需要に加え、福島県が復興の柱に位置づける医療関連分野や再生可能エネルギー分野などの成長に向け積極的にご融資を行うとともに、事業再生支援など地域金融の円滑化にも継続的に取組んでおります。
　さらに、全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園」福島大会や「TOHO親子金融教室」の開催など未来を担う子どもたちの育成を支援するとともに、「点字通知サービス」などによる障がいをお持ちの方々への金融取引支援、加えて役職員や家族による継続的な植林活動（「とうほうの森」づくり）など環境保全活動にも積極的に取組んでおります。
　私ども東邦銀行グループは、「福島の復興なくして当行の発展なし」の考えのもと、地域の復興のためにグループ一丸となって地道に汗を流し、域金融機関としての使命を果たしてまいります。そして、ふるさと福島の復興、さらには新たな成長に向け、しっかりと施策を明示し「一歩一歩」着実に実行してまいります。
　今後とも、より一層のご支援、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。