代表メッセージ
未来に向かってしっかりとした経営理念を持ち、地域の活性化・再生に英知を結集し、金融仲介機能を柱にその使命・責任を果たしてまいります。
平成26年7月
理事長 藤谷 直久
江差信用金庫の「ホームページ」にアクセスしていただきありがとうございます。今回お届けしている情報は、平成25年度決算(26年3月期)報告書を中心にリニューアルいたしました。
皆さまには、平素から私ども江差信用金庫に対しまして格別のご高配を賜り心より厚くお礼申し上げます。
当金庫の経営内容や事業活動をより一層ご理解いただくために、ここにディスクロージャー誌を作成しました。
経営方針、業績、財務内容をはじめ業務のご案内や地域の皆さまとのふれあいなど、現状をわかりやすくご案内しておりますのでご高覧いただければ幸いに存じます。
おかげ様で当金庫は、大正13年2月に江差信用組合として産声をあげて以来、平成26年2月25日をもちまして創設90年を迎えることが出来ました。これも偏に永年にわたり当金庫を支えていただきました地域の皆さまをはじめ、会員・総代の皆さま、そして関係各位のご支援とご協力の賜物と衷心より感謝申し上げる次第でございます。
さて、平成25年度の国内情勢は、アベノミクス推進によるマーケットの回復や公共事業の発動により、これまでの閉塞感を打開してデフレ脱却に向け緩やかに改善し、景気回復や大手企業の業況好転が叫ばれております。
しかしながら、私どもの生活圏である道南一円は、一部産業を除いて円安に伴う燃料や資材の高騰に加え、従来からの人口減少、少子高齢化、産業空洞化に伴う企業消失といった構造的問題を引きずり、中小・零細企業は依然厳しい状況におかれ、都市部と中核都市、中核都市と地方、また大企業と中小・零細企業間において、アベノミクス効果の恩恵を受ける地域・企業とそうでないところの二極化が一段と進みました。
この様な中、当金庫は第一次3カ年中期経営計画「進化90」の2年目に入り、重点施策である課題解決型金融の強化、営業戦略としての融資渉外担当者の増員、一部業務の僚店統合による経営効率化、人材安定化のための新人職員の適正採用及び研修内容の充実、ロビーのオアシス化、地域活性化等々に取組んで参りました。
その結果、資金需要の低迷により貸出金は減少したものの当期純利益を410百万円計上でき、内部留保額は11,802百万円、金融機関の安全性・健全性を示す自己資本比率は前年度より1.88ポイント上昇し22.02%と高い水準を確保することが出来ました。
これも偏にお取引いただいております地域の皆さま方の温かいご支援・ご協力の賜物と深く感謝申し上げます。
まだ、道なかばでありますが、第一次3カ年中期経営計画「進化90」で掲げた「お客様よし」「地域よし」「金庫よし」の三方よしの理念のもと金融仲介機能をしっかり果たし、地域から必要とされる金融機関を目指してまいる所存でありますので、倍旧のご支援を賜わりますよう衷心よりお願い申し上げます。