金融/経済ガイド「マネコム」

地域の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。おかげをもちまして、当金庫は明治42年の創業以来、本年で105年目を迎えることができました。この間、一貫して地域金融機関としての使命を十分に認識し、地域の皆さま方にご支援を頂きながら事業の拡大、経営体質の強化に努めてまいりました。今年度も当金庫への理解を一層深めて頂くディスクロージャー誌「2014　にんしんのご案内」を作成いたしましたので、ご高覧いただきますようお願い申し上げます。平成25年度のわが国経済は、企業の生産や設備投資、個人消費なの堅調な動きを背景に、緩やかに回復しつつあり、政府の経済政策の効果が表れるなかで、景気回復に向かうことが期待されています。地域経済も同様に、緩やかに回復していますが、中小企業においては、実体経済回復の実感は乏しく、厳しい経営環境が続いております。一方、金融業界においては、中小企業を金融面かた支え、地域経済の持続的発展に向けて、一層の貢献をしていくことが求めれらております。このような経済・金融環境の中で当金庫は金融仲介機能の強化とともに、適切な業務運営および店舗統廃合等の経営効率化に取り組んでまいりました。また、人員配置の見直しによる営業体制の強化、資産の健全化を目的とした不良債権処理、リスクを考慮した効率的な余資運用を実施しました。さて、昨年3月末に、中小企業金融円滑化法が期限を迎えましたが、当金庫においては、地域の中小企業に必要な資金を円滑に供給していく姿勢に変わりはなく、今後も積極的に金融円滑化機能を発揮し、中小企業の経営改善支援の強化に積極的にとりくんでまいります。また、当金庫は、平成26年1月に「西中国信用金庫」誕生7周年を迎えました。「西中国信用金庫」としてスタート以来、経営力の強化を図るとともに、地域に根差した営業活動により、お客様の利便性の向上と地域社会の発展に取り組んでまいりました。これからも地域のお客様のご期待にお応えできるよう、これまで以上に質の高い金融サービスを提供していくとともに、安定的な収益確保に向けて、経営の効率化に努め、収益性の改善に取り組んでまいります。引続き、厳しい経営環境が予測されますが、地域の持続的な発展に向け、役職員が一致団結して地域金融機関としての機能を発揮し、お客様の目線に徹した良質で多様な金融サービスを提供と健全かつ適切な業務運営を推進して、地域社会の活性化に貢献してまいる所存でございます。今後とも一層のご支援、ご教鞭を賜りますよう心からお願い申し上げます。