金融/経済ガイド「マネコム」

皆さま方には、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は十三信用金庫に格別のご高配を賜
り、心より厚くお礼申し上げます。
この度、平成23年度の当金庫の経営状況や事業内容、地域貢献活動等について取りまとめましたディス
クロージャー誌「DISCLOSURE 2012 十三信用金庫の現況」を作成しましたので、本誌を通じまして当金
庫に対しご理解を深めていただければ幸甚に存じます。
平成23年度のわが国経済は、デフレ状態が長期化するなか、東日本大震災の復興需要等により緩やか
に持ち直しつつありましたが、タイ洪水被害の影響や欧州債務問題の顕在化による海外経済の減速・円高
の長期化などにより、景気の回復は足踏み状態が続き先行き不透明感が強まりました。
金融面では、日本銀行が、デフレ脱却に向けて量的面での金融緩和を一段と強化し、また、金融庁は、中
小企業や個人の皆さまの金融円滑化を目的とした「中小企業金融円滑化法」について平成25年3月末ま
で再延長することとしました。
こうした状況下、当金庫は平成23年度におきまして、平成21年4月からスタートした中期経営計画（平成21
年度～23年度）の最終年度として「効率化」をキーワードに、「収益力の強化」、「経営管理態勢の強化」、
「地域密着型金融の推進」、「人材の育成」を基本方針に取組み、お取引先の資金繰り支援等に積極的
に対応するとともに、経営改善等のコンサルティング機能の発揮・充実に努めてまいりました。
その結果、おかげさまをもちまして、平成23年度の当金庫の業績は、預金・貸出金とも前年度実績を上回
り、また経営の健全性を示す重要な指標の一つである自己資本比率は10.58％と、国内基準の４％を大きく
上回ることができました。これもひとえに、皆さま方のご支援・ご理解の賜物と深く感謝申し上げる次第です。
平成24年度は、新3ヵ年中期経営計画（『～発揮しよう「つなぐ力」～』）をスタートさせ、地域の皆さまとの
つながりを強化し、地域活性化や持続的な地域発展に貢献できるよう取組んでまいります。
これからも、「この街になくてはならない　　　　　」を目指し、全役職員が一丸となって業務に邁進する
所存でございますので、引き続きご支援・お引き立てを賜りますようお願い申し上げます。