| 事業内容 |
◇預金業務
信用金庫は、会員の皆さまのみではなく、会員外のお客さまからも
広くご預金をお預りいたします。預金商品は、皆さまのさまざまなニ
ーズに対応できるものをご用意しております。
◇融資業務
ご融資は、原則として会員に限られています。
◇為替業務
国内及び海外との資金決済は、国内為替と外国為替のネットを利
用してご送金、お振込と幅広くご利用いただけます。
リスク管理への取り組み
金融機関は広く一般のみなさまから大切なご預金をお預か
りするという、社会性・公共性の強い事業を行っていますが、
業務上のリスクをゼロにすることはできないと言われています。
そのため、安定した業務運営を行うには、リスクの所在の認
識と適正なコントロールが重要となります。当金庫では、経営理
念である「質の高い最良の金融サービスを適時提供し、大衆
に信頼される」金庫を目指して、従来からの業務方針を堅持
し、健全経営をモットーにリスクを最小限にするように業務運営
を推進しています。
特に、「企業大口預金の圧縮」「適正な預貸金金利の設定」
「厳正な審査による融資」「検査体制の整備」「特定業種、
特定先に偏ることのない融資の推進」「事務指導の徹底と内
部検査の充実」等を進めるなど、様々な環境の変化に十分に
対応できる業務運営に努めています。
取引先の倒産や経営悪化などにより、元金や利息など貸出
金の回収が困難となり、損失を被るリスクを信用リスクといいま
す。当金庫では、従来から地元取引先に対する円滑な資金の
供給を心がけており、特定の業種、特定の取引先に対する信
用リスクの集中を回避すると共に、審査部門の権限を営業推
進部門と明確に区分し、厳格な審査・管理を行っています。
このように、多くのお客さまの資金ニーズに応えると同時に、
厳正な融資審査を実施・チェックすることにより信用リスクの回
避に努力しています。
また、23年度決算においても、自己査定の結果に基づき、十
分な償却・引当を行い、安定した経営体制の確立を図ると共
に、定期的に取引先の実体を把握し、対応方針を明確にする
など、与信判断力の強化にも努めています。
なお、23年度も資産の一層の健全性確保のために、不良
債権の売却を行いました。
不適正な事務処理によって損失を被るリスクを事務リスクと
いいます。金融機関にとって厳正な事務処理を行うことは、何
にもまして重要な課題です。当金庫では、業務・商品の多様化
や取引量の増加に適切に対処するため、コンピュータ処理を
主体とした事務の機械化を促進するとともに、各種マニュアル
の整備と、システム・手続き面でのチェック機能の充実により、
迅速かつ厳正な事務の取扱いを行っています。同時に、業務
の効率化を図るため、営業店後方事務の集中処理を推進して
います。
検査体制については、組織上独立した検査部門が、営業店
などへの予告なしの機動的な立入検査を年に1回以上行って
おり、また、それぞれの部署においては、定期的に内部検査を
実施するなど、内部牽制が働く運営体制により事務リスクの発
生防止に努めています。
金利の変動や為替、株式などの相場変動により損失を被る
リスクを市場関連リスクといいます。金融の自由化や金融技術
の進展などにより市場関連リスクも大幅に拡大しています。
これに対応して当金庫では、金融環境の変化に対応した市
場関連リスクの管理体制レベル向上のためにALMシステムを
活用した管理を実施しています。また、金庫方針に則り、投機
的な投資は行わず、リスクの少ない、堅実な資産運用に努めて
います。
事務リスク管理
市場関連リスク管理
◇その他の業務
その他の業務として、次のような業務を取扱っています。
◦信金中央金庫・株式会社日本政策金融公庫・独立行政法人中小
企業基盤整備機構等の代理業務
◦債務保証
◦有価証券の貸付
◦保護預り
◦外貨両替業務（外国通貨の売買）
◦国債等公共債の窓口販売
◦金取扱い（金地金・金貨の売買）
◦損害保険の窓口販売
◦生命保険の窓口販売
◦投資信託の窓口販売
◦国庫金等公金の収納
◦公共料金および各種利用代金等の自動振替
基本的な考え方
信用リスク管理 |
