金融/経済ガイド「マネコム」

会員及びお取引先の皆様方には､ ますますご清祥のこととお慶び申し上げます｡ また､ 平素は格別のご支援とご協力を賜り､ 厚く御礼申し上げます｡ 平成25年度のわが国経済は､ 経済の再生を目指すアベノミクス効果などもあって､ 円安の進行とともに輸出型製造業を中心とした企業の業績が回復に向かい､ 出遅れ ていた地方の非製造業にもその効果が波及しつつあります｡ ４月から実施されました消費増税による先行き懸念も､ 最近における消費動向は 引き続き底堅く､ 夏以降には持ち直すのではないか､ との見通しが出ております｡ 当地経済は､ サービス・小売業が多い一方､ 製造業が少ないといった産業構造か ら､ 特に､ 消費増税の影響が懸念されておりましたものの､ 土地柄もあって､ 引き 続き落ち着いた状況で推移しています｡ こうしたなか､ 当金庫は年間を通じて､ ｢コスト低減｣ と ｢リスクの最小化｣ など を経営理念として､ 健全・効率的な経営を推進してまいりました｡ その結果､ 平成25年度の当金庫の業況をみますと､ 預金・貸出金ともに微増し､ 資金運用における市場金利は引き続き低水準で推移しているという厳しい環境の中､ 利鞘は縮小しましたものの最終利益は152百万円を計上することができました｡ また､ 経営効率の面では､ 諸効率は従来から高い水準にあるほか､ 自己資本比率 も26.33％と高く､ 経営体力の優位性は変っておりません｡ このように､ 効率経営が保持できますのは､ 会員及びお取引先の皆様方の長年に わたるご支援とご協力によるものであり､ 衷心より感謝申し上げます｡ こうしたご支援にお応えするため､ 本年度も ｢定期預金の高率付利｣ や ｢低金利 貸出｣ など､ 地域貢献のための施策を継続してまいります｡ 当金庫は､ 経営体力の強化のために､ 今後も引き続き格段の努力を傾注する所存 であります｡ 今後とも倍旧のご協力を賜りますようお願いいたしますとともに､ 皆様方の一層 のご隆盛をお祈り申し上げます｡