代表メッセージ
このたびは、宇和島信用金庫のホームページにアクセスいただきまして、ありがとうございます。平素は、当金庫業務に格別のご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。ここに謹んで第90期決算と業況の概要について、ご報告申し上げます。さて、わが国経済は、デフレ脱却と経済の再生をめざすアベノミクスの推進により、大手企業を中心に業況の改善が強まり、次第に景気回復傾向が強まってまいりました。しかしながら、当地域におきましては、高齢化や人口減少といった従来からの構造的な課題を抱え、依然として停滞感の強い状況が続いております。このような経済環境の下ではございましたが、地域社会の要望に応えるべき事業方針に則った営業活動を役職員一同鋭意努力した結果、期末残高は預金1,044億円、貸出金667億円となり、前年度比で預金32億円、貸出金2億円とそれぞれ増加させることができました。一方、収益面につきましては、有価証券運用益の増加と信用コストの減少により、経常利益は996百万円で前年度期比762百万円の増益に、また、当期純利益は754百万円で前年度期比568百万円の増益となりました。自己資本比率は、対前期比+0.43%の9.76%、不良債権比率は対前期比△0.43%で4.33%となりました。こうした決算ができましたのも、地域の皆様のご支援の賜物であり、深く感謝を申し上げます。また、昨年12月には念願でありました新橋支店を新築いたしました。お客様の財産を守る意味で自動貸金庫を設置、地域内のコミュニティー活動や各業界団体の研修等に気軽に使っていただけるようセミナールームをつくり、また、高齢の方や障害のある方にも気軽に使っていただきたく、エレベーター、トイレ等を設置した心配りのある優しい建物が完成しました。今後とも当金庫は、「地域の繁栄なくして、金庫の発展はない」という理念のもと、役職員一丸となって努力してまいりますので、より一層のご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。