金融/経済ガイド「マネコム」

平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
2012年安倍政権が発足し、わが国の経済は昨年より本格的に始動しました。
これまでの長引くデフレ・円高からの脱却と、雇用や所得の拡大を目指し、アベノミクスは「3本の矢」として3大政策を打ち立てました。「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、「民間投資を喚起する成長戦略」がそれです。これらの政策が功を奏し、一昨年秋から為替相場において円高が急速に是正され、国内企業の多くがその恩恵を被りました。
しかし、国民の生活では好景気を実感出来ていないのが現状です。円安効果でGDPなど景気の規模は拡大する一方、そのメリットは一部の大企業に集中しかねず、それ以外の中小企業、国民一人一人にとっては物価上昇による負の影響の方が大きくなる可能性さえあります。このままでは実感なき景気回復となることが危惧されます。
日本の本当の景気回復を考える時、傍観者はいらず、政府も企業もそれぞれの立場から日本の経済再生と立ち向かわなければならないと考えます。
今年1月からNISAが始まり、国を挙げて国民全体の資産運用を促す取り組みがなされています。ここでの証券会社の役割は大きく、お客様の資産運用、ひいては日本経済全体の活性化の一端を担っていると言っても過言ではありません。
ここで証券会社として我々に出来ることはなにか。やはり私達社員一人一人が出来ることは、自分の役割、仕事に懸命に取り組むことに尽きます。たとえそれが地道な作業であっても、それはお客様の、地域の、そして日本経済の活性化に繋がると信じています。
今年は、寿証券70周年事業として、稲沢営業所を移転します。これまで以上に活気ある素晴らしい店舗にし、新たに生まれ変わる稲沢営業所と共に、社員一同一丸となって80周年に向けて邁進していく所存であります。
今後とも変わらぬご支援ご愛顧を賜りますよう心よりお願い申し上げます。