代表メッセージ
私ども証券ジャパンは、平成20年9月1日に旧丸和証券と旧ネットウィング証券、そして両社の持株会社であるエムアンドエヌホールディングスの3社が合併して誕生しました。 この合併によって、証券ジャパンは、旧丸和証券の主力業務であった対面営業業務、旧ネットウィング証券の主力業務であった同業取次業務とインターネット取引業務、そして平成22年10月に本格的営業を開始したIFA(金融商品仲介業)業務という4つの営業部門を持つ極めてユニークな中堅証券会社となっております。 金融商品取引業を取り巻く環境は、当社合併直後に発生した米国発世界金融危機と世界景気の急速な後退、その後の欧州・米国の財政金融問題、急激な円高等の影響から、しばらくの間大変厳しい状況が続きました。しかし、平成24年11月中旬以降、政権交代といわゆるアベノミクス効果を背景に国内の景況感が大幅に改善するとともに、株式市場も急速に明るさを取り戻すこととなりました。 こうした営業環境の変化の中で、私ども証券ジャパンは、4つの営業部門をバランス良く有するという当社の特色をさらに強化して事業を拡大するために、平成26年4月から平成29年3月までの3年間に亘る第三次事業計画を策定いたしました。この計画では、高齢化社会の進展に正面から取り組み、対面営業、インターネット取引という当社の直接のお客様だけでなく、同業取次先、IFA取引先の皆様やそのお客様を含めたすべてのお客様に満足度の高いサービを提供することを大方針としております。 第三次事業計画では4つの重点方針を掲げております。 第一は、「満足度の高いサービスの提供」です。証券ジャパンは、対面営業・インターネット取引のお客様には中堅証券ならではの誠実できめ細かなサービスを提供してまいります。それとともに、同業取次先やIFA取引先には、当社が多様な商品、経営へのアドバイザリー機能、高度なミドル・バック・コンプラ機能を提供することによりサービスを向上させることを通じて、お取引先やそのお客様との「共生」を目指します。 第二は、「業容の拡大」です。お客様やお取引先に満足度の高いサービスを安定的に提供し続けるためには、証券ジャパンの経営基盤が安定していなければなりません。そのため、当社は、NISAへの取り組みを徹底させるとともに、同業取次先やIFA取引先を通じて全国に展開しているネットワークをさらに活用して業容拡大に努めます。 第三は、「お客様のことを第一に考えたサービス意識の徹底」です。これは、業務遂行に当たっては、単に法令や規則を遵守すれば良いという考えではなく、企業倫理や自己規律といったより高次元のコンプライアンスの徹底を目指すということを意味しております。証券ジャパンは、コンプライアンスの徹底を通じて得られるお客様との「共感」こそが「お客様サービスの向上」につながるという考えを全役職員に徹底させます。 第四は、「事務・システム態勢の充実と全社的なマンパワーの強化」です。証券ジャパンは、IT化の進展等の外部環境の変化に的確に対応するとともに、働きやすい環境の整備に努め、特に若手・女性社員の力を最大限に活用してまいります。 証券ジャパンは、合併以来、「ゆたかな未来へ あなたとともに」というコーポレート・スローガンを掲げ事業を推進してまいりました。第三次事業計画は、お客様との「共感」と「共生」をキーワードに、お客様、株主の皆様、そして当社が手をたずさえて共に豊かな未来を目指していくという当社のコーポレート・スローガンをさらに徹底する計画となっております。 証券ジャパンは、このコーポレート・スローガンを実現するために、役職員一同、お客様へのサービスを一層向上させるよう心掛けてまいりますので、今後とも証券ジャパンをよろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。